気ままに雑記草

体や心の動き、読んだ本、暮らしについて。

試行錯誤に漂う

 

試行錯誤に漂う

試行錯誤に漂う

 

 私に保坂和志ブームが来ている。

20代のときには全く読めなかった。30代に入って、やっと読めるようになってきた。

 

文学というのが、総体として意味を語るものだとしたら、私が小説というときの小説は、行為とか手の動きとかにちかい。(p50 未整理・未発表と形)

 

保坂和志を読むということは、

書くことで考える行為、その息づかいや軌跡に共振すること。

その楽しみは即興で踊る人を見る楽しみに近い。