気ままに雑記草

体や心の動き、読んだ本、暮らしについて。

どうしようもない

 

地鳴き、小鳥みたいな

地鳴き、小鳥みたいな

 

 この人はほんとにどうしようもないな。

といい意味で思う。

とエッセイじゃなく、小説なんだから、作者本人の話をしてはいけないんだろうけど、多分そういう読み方でいいんだと思う。

人間のどうしようもなさ、思考の流れが滅裂だったり、あるところで繋がったり、いまと過去が重なって風景が見えたり、あった感情がふっとそこに出てきたり。

即興演奏のように、それらが流れ、絡まり、

ある部分が私のなかに共鳴して高まる。

そういう私も、どうしようもない私。