どうしようもない
この人はほんとにどうしようもないな。
といい意味で思う。
とエッセイじゃなく、小説なんだから、作者本人の話をしてはいけないんだろうけど、多分そういう読み方でいいんだと思う。
人間のどうしようもなさ、思考の流れが滅裂だったり、あるところで繋がったり、いまと過去が重なって風景が見えたり、あった感情がふっとそこに出てきたり。
即興演奏のように、それらが流れ、絡まり、
ある部分が私のなかに共鳴して高まる。
そういう私も、どうしようもない私。
瞑想コース記②
3日間と半分はアナパナ瞑想、残りはヴィパッサナー瞑想という流れ。
呼吸瞑想というある限られた場所に集中力を集めて、観察する練習をしてから、
ヴィパッサナーという全身の身体感覚観察に移る。
この流れはとても合理的だし、10日間における分量もきっと改良に改良をかさねたものなんだろう。
1日のプログラムもしかり。
ゴエンカ先生、ウバキン先生、ありがとうございます。
1日のプログラムはこちら
4:00 起床
4:30-6:30 瞑想と詠唱
6:39-8:00 朝食と休憩
8:00-9:00 グループ瞑想
9:00-11:00 瞑想 インタビューが入ったり
11:00-13:00 昼食と休憩
13:00-14:30 瞑想
14:30-15:30 グループ瞑想
15:30-17:00 瞑想
17:00-18:00 ティータイムと休憩
18:00-19:00 グループ瞑想
19:00-21:00 法話
21:30 就寝
1日目、2日目は生活のリズムに体をあわせるのに使った。どのくらい食べたらいいか、どの時間にシャワー浴びるか、洗濯はいつするか、散歩や体を動かす時間はどこにするか、いろいろ試してみた。
瞑想。瞑想指導の基本はゴエンカ先生の録音音声。アシスタント指導の先生がインタビューを行う。
座布団の上にどう座ろうか、姿勢や、手の位置をいろいろ試してみた。
1時間じーっと座るのはウィセッタ長老の瞑想会ぐらいだったので、静かに苦悶。1日10時間座るのは初めてなので静かに(心のなかはかなりの嵐)苦悶。
私がやっていたアナパナ瞑想はマハーシ系なのでお腹のふくらみちぢみの観察。ゴエンカ先生は正統の空気が出入りする鼻の入り口の観察。
そして言葉による中継もしない。ただの身体感覚の観察。言葉をつけないというやり方に修正するのに時間がかかった。
瞑想コース記①
クライアントさんが「凄絶ですよ」といってて、
「え?なんのこと。長閑なところで瞑想に取り組めるなんて最高じゃん」と思ってた。
ヴィパッサナー瞑想センターは千葉の茂原にある。
茂原駅を出てバスに乗ること20分。景色はどんどん田んぼになる。降りたバス停で奉仕の人が迎えにきてくれて、移動すること5分。
回りを山に囲まれた場所にセンターはある。
見た目はキャンプ場。
食堂棟があり、シャワートイレ棟があり、宿泊棟、瞑想ホール棟があり、それは男女別々になってる。
受付用紙に記入し、貴重品、スマホを預けてしまうと、へんに気分がいい。
宿泊棟は新しい生徒と古い生徒で分けてあるらしい。
新しい生徒の部屋はドミトリー。仕切りはない。
寝言で人に迷惑をかけないか心配。
とりあえず貸して頂く布団にシーツをかけて寝床を作る。
オリエンテーションのまえに敷地内をふらふら。
トイレシャワー棟は半野外。シャワーは予約制みたいなので、表になまえを書いておく。シャワー室をのぞくと、アジアの安宿を思い出した。
食堂棟でオリエンテーションと夕飯(ダルスープと米)の奉仕を受ける。
参加者の年齢層は幅広いみたいだ。海外からの人もいる。若い人が多め。
瞑想ホールはびっしり座布団が敷かれ、番号がふってあるので、毎日同じ場所に座る。
料理人という
コート・ドールというレストランのオーナーシェフの自伝。
フランス修行の話に、彼の哲学がおりまぜて書いてある。
読むと元気になる。なんでだろう。
手の内
昨日今日と豊和会のお稽古へ。
一週間前にやったことが全く体に残ってない感じ。
はじめて間もない、自分のクライアントさんもこんな感じなんだろうな。もっと優しくなろう。
先生がいってたとおり、うすーい絵具を塗り重ねている最中と考えて、落ち込まずに気長にやろう。
陰と陽。手のひら側が陰の流れ、手の甲側が陽の流れ。
動きやすい方向が違う。
手の内から動く。
引き投げの練習。物をとりにいく。手をそのまま残して移動して、腕を落とす。腕の落下の順番。前屈みになったり、肘が縮んでいない状態。肩をぐるっと回す。
脚の陰と陽で階段を登ったら楽だった。
足裏のかかとから入って、小指球通って、母指球に抜くという歩き方になった。