イメージ
豊和会のお稽古へ。
イメージで使う筋肉が変わってくるという先生の話。
鉄の扉を押すと思うだけで、体はそう準備される。
のれんを押すと思うだけで、体はそう準備される。
筋出力は記憶に左右される。
階段があると思って、段差がなかったときの足の接地の衝撃って凄いものがあるものね。これはちょっと違うか。
誰にたいしてもまるで空気を動かすように動けたらなあ。
意識のワーク。
他人よりは自分との戦い。
瞑想コース記⑥
瞑想コースから帰ってきて、センターからメールが来た。瞑想の手引きがついてる。
あー、こんなこと言ってたよなという復習になる。
10日間の夜7-9時は講話があった。
長いんだけれど、私は好きな時間。
ヴィパッサナーを実践する上で、原始仏教の基本的な考え方を知る時間。
いろいろな仏教書を読み漁った私としては、はじめて知ることは少ないけれど、復習の時間であるし、
はじめての人にこんなふうにシンプルに説明できるのだという学びになった。
仏道を実践するうえで一番大切なことは何か?
それは八正道だ。
そしてその中に戒がある。
戒は普通モードで5つ。瞑想修行モードで8つある。
○生き物を殺さない
○盗まない
○不倫とか淫らな行為をしない。
○嘘をついたりしない。
○酒や麻薬をやらない。
○正午を過ぎてからの食事NG
○化粧や娯楽などNG
○贅沢すぎるところNG
いままで瞑想会に参加すると、呪文のように唱えてきたけれど、実際これを守らないと瞑想できないわーと納得した。
豪華なおうちで、心地のいいソファがあって、大型テレビがあって、クリーニングが必要なお洋服をきて、肌年齢を気にして美容に励み、ましてや美味しいもの、サシの入った和牛などを鱈腹たべ、ワインを嗜み、日々パートナーと(パートナー以外の人とも)楽しく過ごしていたら、
朝晩1時間も座るなんてことは不可能だ。
上記は私の妄想で冗談だとしても、
酒を飲んでしまうだけで夜瞑想することは不可能になる。
八正道にしても、宗教儀礼でなくて、
瞑想して心穏やかに生きていくために、
最低限必要なガイドラインだろうと思う。普遍的な。
瞑想コース記⑤
4日目、ヴィパッサナーデーがやってくる。
張り紙もしてあるし、ちょっとワクワク感が出てる。
午後のグループ瞑想で指導の音声が入る。
○頭のてっぺんから、つま先まで5センチくらいずつ観察する(あたまのてっぺん、おでこ、まゆげ、目、こめかみ、耳、ほお、鼻、口、あご、のど、右肩、上腕、前腕、左も、からだ前面、からだ後面、右足、左足)
○かわらず観察。つま先から頭のてっぺんへ
○かわらず観察。腕や足を左右同時に。
○細かく。もしくは自由なフローで観察。
○一息に上から下まで。
○表面だけでなく中身も。
○背骨の中身も。
みたいな順番で、日々進んでいく。
どれを観察したとしても、サンパジャンニをかかさない。全てのものは変化していく。無常。
苦や無我はあまり出てこない気がする。
細かい部分は段取りが早く決まるんだけど、
面積が広い頭、お腹、背中は試行錯誤した。
途中でどこを観察してるかわからなくなる、もしくは感覚が無さすぎて現在地を見失う。
ヴィパッサナーに入ると、
○足は動かさない
○目は開かない
○背骨をまっすぐ
と言い渡されるので、一気に苦しみが増す。
1時間不動の姿勢を探すのに必死。
6日目が一番つらかったなあ。
トレイルランみたいにつらい。常に負けそうな自分と向き合ってる。菜食で体温も落ちるし。
瞑想コース記④
シリーズにして番号ふってるけど、時系列ではない。
思い出した時系列かもしれないけど。
そういえば10日間、ほうじ茶ジンジャーミルクティーを飲んでたなあ。
ポットに入ったほうじ茶にすりおろししょうが、きびさとうスプーン2杯、牛乳少し。
いろいろ工夫して座るものの、胸椎中部、特に左側や右股関節、肩関節前面が痛くなってしまった。
朝はまだいいが、蓄積されて夜にはかなり痛くなる。
コース参加前に読んだ注意書では、エクササイズやヨガは禁止されている。その施設がないという理由で。
書いてないけど、体に執着がでるからとかあるかもしれない。
施設がないから、という理由をそのまま受け入れたので、外やベッドの上でいろいろ体を動かした。
不思議とピラティスはしたくならなかった。
いまだ理由はわからない。
やりたくなったのは気功の動き。
振動功からはじめて、スワイショウ、ねじりの動き、それにツルかカメの動き。
背骨を練る動きの数々。朝と昼に外で行った。
そしてもうひとつはブリージングストレッチ。
昼と夕方にベッドの上で、手首、肩回り、股関節回り、背骨の捻り、伸ばす縮める動きも。
左右差を感じるように、そして調整するように丹念に行った。
古久澤院長に感謝。
ヨガ禁止って書いてあるのにこの人はー
という眼で見られてたかもね。
しかし体の声を聞くためにもぞもぞ動きたくなってしまうんだなあ。
体の声。動かないで聞くか、動いて聞くか。
ある程度までのレベルならどちらでもいい気がする。
ものすごく小さく、カラーパといってたか、量子レベルで観察してみようとしたときには動かないほうがいいのかもしれない。
まだ(今世でたどり着きたい)先の話。
瞑想コース記③
アナパナ瞑想は
○息が入ったり、出たりするときの鼻の入口の観察
○右から入ってるのか、左から入ってるのか
○鼻の入口や唇上辺の観察
○鼻から唇上辺という三角形にあらわれる感覚の観察
○鼻の入口から唇上辺という三角形にあらわれる感覚の観察
みたいに日に少しずつ難易度が上がっていた。
コース中はメモや読書など禁止なので、うろ覚え。
止(サマタ)瞑想なんだろうね。まずは集中力育成。
これが意外に眠くなる。何回も意識が飛んだ。
そしてイライラもした。
ゴエンカ先生の話す英語は唄うような様子で雰囲気があるのだが、
上手く集中できるときは心地よく聞こえるが、眠気が大変なときには「早く終わってー」とイライラしてたまらない。
人の感覚というのはアニッチャだね。
自動応答
ヴィパッサナーとは
呼吸と、身体感覚に意識を向け、
心を平静に保つ訓練。
平静とは、感覚に反応反発せずに、客観的に見ること。
豊和会のお稽古にて。
前半は先生から手の内から伸ばす意識と、姿勢についての実験。
感覚の違いを読み取ろうとするけれど、感じるときも感じないときも。
後半は先輩に引投、手鏡をメインで見てもらう。
手をつかまれたときに、体は頭で思うよりも反応してしまっている。指摘されて気づく。自動応答システム。
まだ自分では気づけない。
反応反発しないでいるには、
そもそもの身体感覚を研く時期が必要。
それには頻度が足りないなーと思う。